2006年1月1日午前8時59分59秒にうるう秒の調整があります。この調整は協定世界時(UTC)に1秒が挿入されるもので、日本時間の2006年1 月1日午前8時59分60秒が挿入され、世界時(UT)に合わされます。この調整により2006年1月1日午前9時以降、現在の時刻より1秒時刻が進みます。このうるう秒の調整によるストラタスシステムへの動作に影響はございませんが、各システムの調整と対応については以下の通りとなります。
1. | ftServer(Windows 2000 Server/Windows 2003 Server)システムに関して |
2. | VOS 15.x 以前のシステムに関して |
3. | HP-UX システムに関して |
4. | ftLinux システムに関して |
5. | FTX システムに関して |
1. ftServer(Windows 2000 Server/Windows 2003 Server)システムに関して
Microsoft Windows 2000 Server/Windows 2003 Server (以後、「Windows」と略)を搭載した ftServer シリーズでは、時刻の扱いは Windows が管理しています。Windows Time サービスはうるう秒に対応しておりませんので、「2006年1月1日 午前8時59分60秒」となることはございません。このため、うるう秒後(2006 年1月1日9時00分以後)、システムは『1秒』時刻が進んだ状態となります。
・NTPを使用して時刻調整を行っているシステムの場合
当該システムがNTP(Network Time Protocol)クライアントとして機能している場合は、2006年1月1日9時以降の同期により時刻が調整されます。
・NTPを使用していないシステムの場合
調整が必要な場合は2006年1月1日9時以後、手動で調整してください。
修正方法等の詳細につきましては、マイクロソフト社のサポートページをご参照下さい。
2. VOS 15.x 以前のシステムに関して
VOSシステムではうるう秒に対応しておりませんので、「2006年1月1日 午前8時59分60秒」となることはございません。このため、うるう秒後(2006年1月1日9時00分以後)、システムは『1秒』が進んだ状態となります。時刻調整を行う場合は 2006年1月1日9時以後、手動で調整してください。
VOS 15.x (ftServer Vシリーズ)以降のシステムではNTPを使用することができます。当該システムがNTP(Network Time Protocol)クライアントとして機能している場合は、2006年1月1日9時以降の同期により時刻が調整されます。NTPを使用していないシステムの場合、時刻調整が必要な場合は2006年1月1日9時以後、set_date_time コマンドを使用してください。
3. HP-UX システムに関して
HP-UX11.00.01及びHP-UX11.00.03(以後、「HP-UX」と略)を搭載した Continuum シリーズでは、時刻の扱いは、Hewlett-Packard 社の HP-UX11.00 と同じです。HP-UX11.00カーネルはエポックからの秒数で時刻を算出しており、うるう秒は考慮されておりません。「2006年1月1日午前8時 59分60秒」となることはございません。このため、うるう秒後(2006年1月1日9時00分以後)、システムは『1秒』が進んだ状態となります。
・NTPを使用して時刻調整を行っているシステムの場合
当該システムがNTP(Network Time Protocol)クライアントとして機能している場合は、2006年1月1日9時以降の同期により時刻が調整されます。
・NTPを使用していないシステムの場合
時刻調整が必要な場合は2006年1月1日9時以後、dateコマンドを使用してください。
詳細につきましては、Hewlett-Packard 社のサポートページをご参照下さい。
4. ftLinux システムに関して
ftLinux 2.2.x (以後、「ftLinux」と略)を搭載した ftServer T30は、うるう秒に対応しておりませんので、「2006年1月1日 午前8時59分60秒」となることはございません。このため、うるう秒後(2006 年1月1日9時00分以後)、システムは『1秒』時刻が進んだ状態となります。
・NTPを使用して時刻調整を行っているシステムの場合
当該システムがNTP(Network Time Protocol)クライアントとして機能している場合は、2006年1月1日9時以降の同期により時刻が調整されます。
・NTPを使用していないシステムの場合
時刻調整が必要な場合は2006年1月1日9時以後、dateコマンドを使用してください。
5. FTX システムに関して
FTXシステムはうるう秒に対応しておりませんので、「2006年1月1日 午前8時59分60秒」となることはございません。このため、うるう秒後(2006年1月1日9時00分以後)、システムは『1秒』時刻が進んだ状態となります。
・NTPを使用して時刻調整を行っているシステムの場合
当該システムがNTP(Network Time Protocol)クライアントとして機能している場合は、2006年1月1日9時以降の同期により時刻が調整されます。
・NTPを使用していないシステムの場合
時刻調整が必要な場合は2006年1月1日9時以後、dateコマンドを使用してください。
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