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HP-UXでsyslogファイルを複数世代保存する方法

1. 現在のHP-UXでのsyslogファイルの保存状況

現在ご使用のHP-UXリリース11.00.01あるいは11.00.03では、システムが動作中にシステムのメッセージは/var/adm /syslog/syslog.logファイルに書かれます。システムが再起動される際に(*1)、それまで書かれたファイルsyslog.logは OLDsyslog.log と名称が変更され、その後のメッセージは新たにsyslog.logファイルに書かれます。このため、OLDsyslog.logファイルを特別に保存する処理を行わない限り、syslog ファイルは2世代のみ保存されることとなります。

2. 現状の問題点

システム関連の障害が発生した場合、その原因の究明にはsyslogファイルの調査が 必要となります。万一、障害に際しシステムが複数回再起動すると、最初に障害が発生したときの syslogファイルがその後のファイルに上書きされてしまい、元のsyslogファイル の内容が失われてしまうことになります。

3. syslogファイルを複数世代保存する方法

*** syslogd.orig
--- syslogd
***************
*** 64,70 ****
  'start')
    if [ -x /usr/sbin/syslogd -a -f /etc/syslog.conf ]; then
      if [ -f /var/adm/syslog/syslog.log ]; then
! mv /var/adm/syslog/syslog.log /var/adm/syslog/OLDsyslog.log
    mask=`umask`
    umask 022
    > /var/adm/syslog/syslog.log
--- 64,71 ----
    'start')
      if [ -x /usr/sbin/syslogd -a -f /etc/syslog.conf ]; then
       if [ -f /var/adm/syslog/syslog.log ]; then
!   timestamp=`date '+%y%m%d%H%M'`
!   mv /var/adm/syslog/syslog.log /var/adm/syslog/OLDsyslog.$timestamp
    mask=`umask`
    umask 022
    > /var/adm/syslog/syslog.log

この方法では、/var/adm/syslogディレクトリの下にOLDsyslog.yymmddHHMMという名前のファイルが生成されるようになります。なお、これらのログファイルは自動的には削除されませんので、/varの容量を圧迫しないよう必要に応じて削除する必要があります。
(*1) syslogdデーモンを/sbin/init.d/syslogdスクリプトにより起動したとき。

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