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CPUエンクロージャの再同期化時に発生するブラックアウトによるLAN接続の切断

現象:

DMR/TMP構成のftServerシステムで、CPUエンクロージャの再同期化が行われるとき(故障したCPUエンクロージャの交換、あるいは一時的なCPUエンクロージャ の故障からの復帰)、ftServerではBigboard Driverが稼動中のCPUエンクロージャ から挿入されたCPUエンクロージャに対してメモリのコピーを行います。 ftServerには稼動中のCPUエンクロージャから挿入されたCPUエンクロージャへ直接コピーするためのバスはありませんので、IOエンクロージャを介してコピーされます。この再同期化の期間、、システムはネットワークコネクションに 対して応答することができません。この際、リモートより実行しているアプリケーションの接続がタイムアウトのため 切れる場合があります。再同期に要する時間はftServerの機種、メモリ構成、IOエンクロージャの構成等により変わります。搭載されているメモリサイズに比例して時間を要します。 この問題は次のマニュアルに記述されています。

Stratus ftServer System Administrator's Guide (R014W-01): CPU Resynchronization

回避策:

  • CPUBringUpPolicy の設定 デフォルトでは、CPUエンクロージャの挿入時あるいは切り離されたCPUエンクロージャが使用可となったとき、すぐに再同期の処理が実行されます。 しかし、この再同期の処理の実行を都合のよいときに延期することが可能です。

    設定方法は、次のマニュアルを参照願います:
    Stratus ftServer System Administrator's Guide (R014W-01): Scheduling CPU Bringup Options

  • クライアントPC側の再送回数の設定 各発信セグメントが IP に渡されるときに、TCP は再転送タイマを開始します。このタイマが切れる前に、特定のセグメント内のデータに対して受信確認を受信 しなかった場合、その後、このセグメントは TcpMaxDataRetransmissions で 指定された回数まで再転送されます。このパラメータのデフォルト値は 5 です。この値を8程度に設定することにより多くの場合、再同期に期間にタイムアウト となることを回避することが可能です。

    設定方法は、次のMicrosoft社のKBを参照願います:
    マイクロソフト サポート技術情報 - 170359 TCP/IP の再転送タイムアウトの最大値を修正する方法

  • Microsoft Windows Server 2003 Enterprise Editionへのアップグレード Windows 2003を搭載したシステムでは、再同期時のブラックアウトとなる時間 が非常に短くなっています。このため、Windows 2000よりWindows 2003へ アップグレードすることによりこの問題は回避できます。

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