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ストラタス ftServer システムの部品に関する交換基準につきまして

弊社システムでは、主要なハードウェアコンポーネントは二重化されフォールトトレラントを実現しています。
二重化されたハードウェア部品の片側に障害が発生しても、システム全体の稼動には影響を受けない様に 設計されています。
また個々のハードウェア部品の障害には、固定障害と、一過性障害があります。

1. 固定障害

ケース1:自己診断回路等にて処理継続困難と判断された場合
弊社の多くのハードウェア部品につきましては、ハードウェア内での自己診断機能を持っています。 障害が発生した際にその自己診断がFAILした場合には回復不可能な故障と判断し、 当該コンポーネントをシステムより永続的に切り離し、固定障害となります。

2. 一過性障害

ケース2:予め定められたMTBF値(平均故障間隔時間)より、一過性障害回数、頻度が少ない場合
一過性の障害で、ハードウェアの自己診断などで致命的な故障が発見されなかった場合は ftServerシステムソフトウェア上で定義されたMTBFが計算され一過性障害の発生回数、頻度が少ない場合(3回未満)、または、計算されたMTBFの値が MTBFの閾値より大きい場合は、当該コンポーネントをシステムに再組み込みし、二重化運転を継続します。

ケース3:予め定められたMTBF値より、一過性障害回数、頻度が多い場合
一過性の障害で、ハードウェアの自己診断などで致命的な故障が発見されなかった場合はftServerシステムソフトウェア上で定義されたMTBFが計算され一過性障害の発生回数、頻度が多く(3回以上)、かつ、計算されたMTBFの値がMTBFの閾値を下回った場合は、一過性の障害であっても、当該コンポーネントをBrokenとし、システムより永続的に切り離します。
上記より、基本的な弊社の交換基準と致しましては、障害が発生した部品がシステムより永続的に切り離された場合(上記ケース1 及び ケース3に該当)に、交換作業を実施させて頂いております。
但し、被疑部品のエラーが著しく増加している場合や、特定の条件でのエラーの頻度が著しく高い場合には弊社側技術員の判断で予防保守の一環として交換させていただく場合もございますが、通常は数回の一過性障害につきましては経過を観察させていただき、判断させて頂いております。

注意事項:
上述の様に、ftServerの主要なハードウェアコンポーネントは二重化されておりますが、実装上二重化が困難なシステムクロックカード(バックーン内に装着)は多重化されておりません。システムクロックカード が障害になりますと、固定障害、一過性障害に関わらずシステムが停止します。 対応としては、スペアのシステムクロックカードへの交換などが緊急に必要となります。

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