ftServer技術情報｜テクニカルサポート｜日本ストラタステクノロジー株式会社

alarm30017(予期せぬリブート)の誤検知について

現象：

弊社ftServerシステムではその可用性重視の観点より、システムの予期せぬリブートを 検知し、ASMおよびSMTPにて障害として通報する仕組を提供しています。
その検知メカニズムと致しましては、WINDOWSのイベントIDである6008（下記参照）をシステムイベントログより検索し、該当した場合は アラーム30017を生成するよう定義されております。
今回の問題はWINDOWSの問題（問題番号326564）により、処理的には前回正常にシャットダウンしたにも関わらず、システムイベントログにイベントID6008が記録されることにより誤ってASM及びSMTPメールにて「予期せぬリブート」を検知してしまうことにあります。

1.イベントID　6008の説明
イベント ID : 6008
ソース : Event Log
種類 : エラー
説明 :
前回のシステム シャットダウン (日付時刻) は、予期されていませんでした。

2.ストラタスアラームID　30017の説明
http://stratadoc4ftserver.stratus.com/mans/r001w-09/appb4.htm
アラームメッセージ：Upon reboot, ftSM detected that the system had previously been shutdown incorrectly.
アラームID：30017

原因：

マイクロソフト問題番号326564（マイクロソフト社KBをご参照ください）　およびその修正版の反映を記録した弊社不具合番号inv_msft-149 に起因します。

1. 不具合　winv_msft-149 の記述
　 ID Description

winv_msft-149 ftServer system deposits issues with false Alarms
30017 "previous shutdown unexpected", this is
caused by misbehavior of reboot shutdown in
Windows 2000 server.
fixed in release 2.1.0

対応策：

マイクロソフト問題番号326564対応の修正ファイルは弊社ｆｔServerシステムソフトウェアリリース2.1.0およびそれ以降のリリースにて反映されており、その適用のより問題は解決されます。

その他の注意事項：

ftServerシステムにおいては、マイクロソフトサービスパックの適用は弊社にて予めテストしたftServerシステムソフトウェアリリースでのみサポートされています。マイクロソフトサービスパックリリース４の適用が必要と判断された場合は、弊社でテストされたｆｔServerシステムソフトウェアリリースでのみ行ってください。 詳細は下記URL（Microsoft Windows2000 Advanced Server Service Pack4対応のお知らせ）をご覧下さい。