#Alert-2135
BMCチップの書き込み禁止設定によりBMCファームウェアのアップデートが実行出来ない問題について
問題の概要:
AA-E90100 コア I/O を使用している ftServer3300, 5600, 6600 システムにおいて、 BMC ファームウェアをマニュアルもしくは自動でアップデートする際に BMC チップに書き込み禁止の設定がされている場合はファームウェアのアップデートが実行出来ません。
内容:
ftServer(Windows) にてファームウェアのアップデートユーティリティを使用する場合、 BMC チップは書き込み可能な状態である必要があります。このアップデートユーティリティには BMC チップの書き込み設定を変更する機能はありませんので、 BMC チップの書き込み可能/禁止の状態を確認するには、実際にファームウェアのアップデートを実行して下さい。アップデートが出来ない場合には書き込み禁止状態となっています。この場合ファームウェアは一切変更出来ませんが、システムの稼動には影響ありません。
以下は Windows システムのイベントログに記載される BMC ファームウェアをアップデート出来ない場合の例です。アップデート実行後に確認して下さい。
通常 BMC ファームウェアのアップデートには約 5 分かかります。
又、詳細情報としてリングバッファーを取得して確認することも出来ます。
07/20 08:50:22.81:8a896b20:00:sracc : EraseSector: ERROR EraseFlash - SecNum=6 Status=
RetriesExhausted CompCode=0x00 ResponseLen=3
07/20 08:50:22.81:8a896b20:00:sracc : ProgramFlash: ERROR Erase SecNum=6 Status=RetriesExhausted
07/20 08:50:22.81:8a896b20:00:sracc : CcBcBmcDrvrFirmwareBurnBmc: ERROR ProgramFlash RetriesExhausted
影響を受けるシステム構成:
2004 年 2 月 27 日から 2004 年 5 月 30 日に出荷された AA-E90100 を使用している ftServer3300, 5600, 6600 システムの一部が対象となります。
一部の AA-E90100 コア I/O に搭載された BMC チップは書き込み禁止の設定がされた状態で出荷されています( BMC ファームウェアのバージョンは 3 . 0 で出荷されています)。 このためファームウェアのアップデートの際に書き込みが実行できない場合が有ります。 2004 年 5 月 30 日以降に出荷されたシステム及び、ロジスティックからの保守部品に関しては影響ありません。
本問題につきましてはシステムの稼動については一切影響は無く、通常は継続使用して頂いて問題ありません。ファームウェアのアップデート時のみ、アップデートが実行できませんが、この場合もシステムに影響を与えることはありません。 また通常のメインテナンス作業(故障部品の交換)も問題無く実施可能です。
対応策:
BMC チップの書き込み禁止設定が確認されたシステムにつきましては、弊社ロジスティックより出荷致します AA-E90100 コア I/O を使用して交換を実施して下さい。
関連ドキュメント:
不具合番号 sonicamt-133
その他ご質問、ご不明な点、または万が一問題が発生した場合は、保守契約窓口にご連絡下さい。
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