#Alert-2093
ft3300 における CPU BIOS 3.0.0 以下で発生する"The reason CpuBoard X has gone broken is VoterErr" について
問題の概要:
ft3300のシステムにおいてCPU BIOSが3.0.0以下の場合、次のエラーが発生する場合があります。このエラーにつきましては、CPU BIOSを4.0.0にアップデートすることで修正されます。
エラーメッセージ:"The reason CpuBoard X has gone broken is VoterErr"
内容:
ft3300のCPU BIOS 4.0.0以上には通常稼動時にvoterエラーが発生する問題に対して、新しいインテルプロセッサマイクロコードを含む修正がされています。2003年 7月以前に出荷されたシステムについては、この問題に対しての特別な出荷検査を実施することでフィールドでのエラーの発生を低減させていましたが、 2003年7月以降に出荷されたシステムについては、CPU BIOSを4.0.0以上にすることで問題を修正しています。voterエラーが発生した場合CPUは障害としてシステムより切り離される場合があります。エラーが発生した際は、以下と同様のsrabbをソースとしたエラーがイベントログに書き込まれます。
CPU 2 voterエラー例:
vent Type: Error
Event Source: srabb
Event Category: None
Event ID: 308
Date: 1/22/2004
Time: 4:39:46 PM
User: N/A
Computer: 48HOUR-3300
Description:
IoBoard 10 delivered a North Xbow Bus 2 Error Interrupt, ErrId=Voter.
Event Type: Error
Event Source: srabb
Event Category: None
Event ID: 308
Date: 1/22/2004
Time: 4:39:46 PM
User: N/A
Computer: 48HOUR-3300
Description:
IoBoard 10 delivered a North Xbow Bus 0 Error Interrupt, ErrId=Voter.
Data:
Event Type: Error
Event Source: srabb
Event Category: None
Event ID: 34
Date: 1/22/2004
Time: 4:39:50 PM
User: N/A
Computer: 48HOUR-3300
Description:
Device 2 is now SHOT
Event Type: Error
Event Source: srabb
Event Category: None
Event ID: 338
Date: 1/22/2004
Time: 4:40:13 PM
User: N/A
Computer: 48HOUR-3300
Description:
The reason CpuBoard 2 has gone broken is VoterErr.
影響:
CPU BIOSが3.0.0以下で稼動しているft3300システムについては、ランダムにvoterエラーが発生する場合があります。又、2004年9月以降に保守部品としてストラタスより出荷されるCPU CRU(AA-G92300 & G92320)に対しては必ずCPU BIOSを4.0.0以上にする必要がありますので、ご使用の場合には必ずBIOSのバージョンを御確認ください。
対応策:
2003年7月より出荷された全ての新規ft3300システムについては、voterエラーに対処したCPU BIOS4.0.0以上が適用され出荷されています。このため、2003年7月以降に出荷のシステムについては必ずCPU BIOS4.0.0以上で運用して下さい。もし、これらのシステムのBIOSを3.0.0以下にダウングレードしている場合には、通常の運用時に voterエラーが発生する場合があります。尚、2003年7月以前に出荷されたft3300のシステムについては、CPU BIOS3.0.0以下で動作した際のvoterエラーを考慮した検査がされていますが、エラーの発生を完全に防止するものではありません。このため、"The reason CpuBoard X has gone broken is VoterErr"のエラーが発生し、ft3300のCPU又はI/Oを交換する場合にはCPU BIOSを4.0.0以上にアップデートすることを推奨しています。又、今後出荷される保守部品のCPUに、この対処に関する注意が記載されたラベルが貼られている場合は、必ずCPU BIOSを4.0.0以上にアップデートする必要があります。
(注1): BIOSバージョンが2.0または3.0のお客様でも、2003年6月以前に出荷されたシステムではBIOS更新は選択オプションとなります。しかしながら、2004年9月以降に万一、二重化CPUエンクロージャの一方が故障した場合は、部品交換の際にBIOSバージョン4.0またはそれ以上に更新することが必須になります。 詳細は「2004.9以降のCPU交換手順」をご参照ください。
関連ドキュメント:
CPU BIOSバージョン確認方法
添付 check_cpubios.pdf
その他ご質問、ご不明な点、または万が一問題が発生した場合は、保守契約窓口にご連絡下さい。
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