#Alert-2080
ft3300システムでのDIMMの違いによるCPU CRUの二重化について
概要:
ft3300システムでは出荷時期により、CPU CRU内に内蔵される512MB DIMMに以下の2種類のベンダー製品が存在します。
ストラタス製品番号:
AA-M22800(三菱社製)
AA-M22808(データラム社製)
上記DIMMにつきましては互換性が無く、CPU CRUが同一の構成であっても搭載されるDIMMの部品番号が異なる場合CPU CRUは二重化されません。
影響:
2003年10月3日以前に出荷のft300システムにつきましては上記2種類のDIMMが存在しますが、それ以降の新規出荷分につきましては、AA-M22800は使用されておりません。
問題:
ft3300システムにおいてCPU CRUの交換が発生した場合は、必ず512MB DIMMの部品番号がAA-M22800、AA-M22808のどちらかを確認する必要があります。
こちなるDIMMを搭載したCPU CRUをシステムに装着した場合には二重化動作の際に"incompatible hardware"となり二重化されません。
このエラーはftSMC上で表示され、システムイベントログでもイベントソースsrabbとして以下のメッセージが記録されます。
"CpuBoard 1 can not be brought into service because DIMM 0(spdDataLoc=23) is not compatible."
回避策:
ft3300で512MB DIMMを含むCPU CRUの交換部品が必要な場合には、ftSMCまたは、インベントリレポートで該当DIMMの"SDRAMCycleTime:"の部分を確認して下さい。
AA-M22800、AA-M22808では下記の例の通りサイクルタイムが異なるため、部品番号が特定できます。
1.AA-M22800 = SPDData:SDRAMCycleTime 7.5ns"7.5ns"0.0ns
2.AA-M22808 = SPDData:SDRAMCycleTime 7.5ns"8.0ns"0.0ns
対処:
AA-M22800、AA-M22808共ストラタスサポート対象部品ですので特別な対処は必要ありません。継続してご使用ください。
以上
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