アラート情報 ftServer｜テクニカルサポート｜日本ストラタステクノロジー株式会社

アラート情報　 ftServer

#Alert-2076
マイクロソフト社ホットフィックス適用によるシステム起動問題

問題の概要：

マイクロソフト社 HotFix を適用したことにより、システムが正常起動できなくなるケースがあります。 以下2通りの事象があります：　

• Windows2000起動時の画面から突然、BIOS起動画面に戻りシステムが再起動する。または、それが繰り返えされる。
• Windows2000起動時の画面で起動が停止（または、黒の画面になる）し、LCD に OS Loading ... のままで停止状態となる。

いずれも、ストップコード　0xc000021a　となり、システムダンプは作成されません。
（【システム】起動/回復 システムエラーで「自動的に再起動する」とされていない場合、確認が可能)

当問題はwinsm-2410として認識されています。シャットダウン時の処理を司るライブラリー（sra_shutdownhb.dll)によりwinlogonプロセスを異常終了させる事が原因で発生します。

対応策：

当問題はftServer　System　Software　リリース１．４．０．４で修正されています。

ホットフィックス適応をご検討されている上記システムは、事前に修正版ftServer　System　Softwareのアップグレードを行なってください。

既に御適用済みシステムに関しましては、次回再起動までに該当ホットフィックスをアンインストールする事をお勧めいたします。　また、等不具合は間欠性の問題です。発生した可能性が考えられる場合には、再起動により一時的な回避が可能です。（再起動後は通常どおりシステムをご利用いただけます。）

影響：

以下の条件で発生の可能性があります。
ftServerモデル　５２００、５２４０、６５００のみで発生（他のモデルでは発生しません。）
ftServer　System　Software　リリース　１．ｘ　：　１．３．０　～　１．４．０．３
（ftServer　System　Software　リリース　２．０．ｘ及び２．１．ｘでは発生しません。）

以下の発生事例が報告されています。
マルチプロセッサーシステムで以下のホットフィックスを適用時。
（シングルプロセッサーでの報告はありません。） MS03-010（Q331953) MS03-013（Q811493)

ドキュメント：

不具合番号　winsm-2410

その他ご質問、ご不明な点、または万が一問題が発生した場合は、保守契約窓口にご連絡下さい。