ニュース:2010年10月19日

ストラタス、ヘキサコア対応ハイエンド向け新無停止型サーバと
第2世代ストレージでクラウドや仮想化環境に最高の信頼性を確保

2010年10月19日(東京)発 日本ストラタステクノロジー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長、飯田晴祥、以下ストラタス)は、本日、オープンシステム・テクノロジー下で仮想化されたミッション・クリティカルなビジネス環境向けに、更に高可用性を拡張させた新しい無停止型サーバ「ftServer(R) 6310システム」(以下、ftServer 6310)と、第2世代目のストレージ製品となると「ftScalable(TM)ストレージ アレイ G2」(以下、ftScalable G2)の提供を開始することを発表します。

新モデル「ftServer 6310」は大規模ビジネス向けのアプリケーションで、Tier 1レベルのワークロード※1用に設計された最新のヘキサコア インテル(R) Xeon(R)プロセッサーX5670対応の無停止型サーバです。この高性能な新モデルはクアッドコアベースの従来のハイエンド向けftServerモデルと比較すると最高33パーセントものパフォーマンスアップを記録した製品でありながらも、価格は据え置きで提供します。新モデルftServer 6310をはじめ、その他全てのftServerモデルは、ストラタスの新ftScalable G2に対応しています。このftScalable G2は、小規模から中規模ストレージとして十分な容量と拡張性があります。2.5インチSASディスクドライブを採用し、物理サイズが最大で36TB、ディスクドライブ数を72ドライブまで拡張させました。そしてftServerシステムと同様に必要に応じてお客様のシステムにリモート・ログインし、詳細な診断・解析を行い故障の検出から部品交換による完全二重化運転の再開までを提供する先進的な保守サービスである「コールホーム」サービスと、高可用性テクノロジーを提供します。新無停止型サーバと新高性能ストレージの組み合わせで、クラウドコンピューティングやサーバ仮想化に最高のパフォーマンスと信頼性を提供します。

基本パッケージ構成(最小稼動構成)

下記の参考パッケージ構成には、メモリ、ゲストOS、ストレージ、SANスイッチ等は含まれておりません。

対象機種名 ftServer 6310 ftScalable G2
CPU ヘキサコア インテルXeon
プロセッサー X5670 2.93GHz 2ソケット
ftScalable G2 最小稼動構成
筐体 x 1
73GB SASディスク x 4本
搭載可能メモリ 8GB(最小稼動構成) – 96GB
搭載可能I/O PCI-Express(1.0a):4枚(標準)/
PCI-Express(2.0):4枚(オプション)
ディスクサイズ 73GB(最小稼動構成) - 3.57TB 292GB(最小稼動構成) – 36TB
15000/7200回転 SAS(シリアル・アタッチドSCSI)ディスク
最小稼動構成価格 ¥6,845,250~ ¥2,499,600~

上記本体基本パッケージ価格は、本体基本パッケージ税抜き価格となります。

上記本体基本パッケージ価格には、保守料金が含まれておりません。保守料金についてはお問い合わせください。

ftScalable G2は最小稼動構成の他に、FCカード(¥419,800x2枚)が必要となります。

最小稼動構成を組む場合は、上記本体基本パッケージの他に、メモリ、ディスク等を別途ご購入頂く必要があります。
お見積もりのご依頼は、弊社URL(http://www.stratus.co.jp/)の【お見積もり・お問い合わせ】からも承っております。

Windows Server 2008 R2対応

ftServer 6310は現在、Windows Server 2008 R2(64ビット)に対応しており、Windows Serverカタログに掲載されている、“アディショナル・クオリフィケーション”項目のフォールトトレラント・サーバとして認定されています。

グリーンストレージへの対応

ストラタス製品独自の高可用性とサービス機能に加え、RoHS 6※2とWEEE※3に準拠した新しい2.5インチディスクドライブ対応のftScalable G2は、3.5インチ15,000RPMディスクドライブを搭載した従来のモデルと比較して、70パーセントも消費電力を削減し、250パーセントもIOPS(ディスクが1秒間に処理可能なリード/ライト処理の回数)を向上させました。また、ディスク・スピンダウン※4機能により、未使用時のディスクを停止させることができるので、省電力効果に繋げます。ftScalable G2に搭載されたストラタス独自「EnviroStor(TM)」(エンバイロストア)テクノロジー※5は、従来のバッテリーを使わず、キャパシタ(コンデンサ)の電力により、キャッシュメモリのデータをコンパクトフラッシュに退避させます。これにより、バッテリー寿命と経済性に貢献します。

用語説明

※1. Tier 1レベルのワークロード

ここでは、大量のデータトランザクション処理を短時間で行う必要のある、ミッション・クリティカルなビジネス環境を意味しています。

※2. RoHS(Restriction of Hazardous Substances):危険物質に関する制限の略。

RoHSは電子・電気機器における特定有害物質の使用制限についての欧州連合(EU)による指令。2006年7月1日以降は、EU加盟国内において、特定の有害物質の含まれた電子・電気機器(electrical and electronic equipment, EEEと略す)を販売できなくなりました。

※3. WEEE(Waste Electrical and Electronic Equipment)

電気・電子機器や家電製品の廃棄物を分別収集し、再利用を図ることを趣旨とした指令。WEEEでは廃棄物の埋め立て処分や焼却処分に伴う、堆積および焼却負荷の軽減が推進され、リサイクルの流れを生むことによる資源消費と環境汚染との低減を目的としています。本指令は、ヨーロッパ連合(EU)が欧州共通の規制として2003年3月に制定、発効され、EC条約の第175条に追加されています。

※4. ディスク・スピンダウン

読み書きの行われないディスクドライブをスリー プ状態に変換する機能。ドライブのRAIDグループごとに適用します。バックアップ・ストレージでは、いったん書き込みが行われると、読み出しが必要になるケースは多くはないので、アクセスされていないディスクドライブ群の回転を停止させ省電力効果に繋げます。

※5. 「EnviroStor(TM)」(エンバイロストア)テクノロジー

ストレージプロセッサのキャッシュは通常、停電などに備えてオンボードのバッテリーで短時間のバックアップを行います。これはキャッシュにデータを保持し高速なアクセスを実現しているために万一の停電でデータのロストやファイルシステムが破壊されるのを防ぐためです。通常はキャッシュ保護のために小型のバッテリーを使用しますが、ftScalable G2に搭載されたEnviroStorは、特殊なキャパシタ(蓄電デバイス)とコンパクトフラッシュを組み合わせて使用する事により、RoHSとWEEEの環境保護規格に適合させながら短時間の保護ではなく長時間の保護を実現させる独自のテクノロジーです。

ストラタステクノロジーについて

ストラタスは、お客様のビジネスで最も依存するアプリケーションを常に止めることなく稼動させ続けるために、99.9999パーセント以上のUPTIME(連続稼働率)と最高の信頼性を提供し続けるソリューションプロバイダです。ストラタスの高信頼性サーバ、ソフトウェア、およびサービスは、世界中のあらゆるビジネスを障害から守り、お客様の生活を支えています。詳細はWebサイト:http://www.stratus.co.jpをご参照ください。

本プレスリリースに関する報道お問い合わせ先

日本ストラタステクノロジー株式会社

プリセールス推進部 コーポレートコミュニケーション担当

駒村 紋(コマムラ アヤ)

TEL : 03-3234-5562

Email : ftServer.jpn@stratus.com

URL : http://www.stratus.co.jp

登録商標/著作権について

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