ニュース:2006年09月25日

日本ストラタスと沖電気、映像ソリューションで協業開始
~ストラタスの無停止型サーバと沖電気の映像配信サーバを連携し、信頼性の高いストリーミング配信ソリューションを実現~

2006年9月25日(東京)発-沖電気工業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:篠塚 勝正、以下沖電気)と日本ストラタステクノロジー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:長井正利、以下 日本ストラタス)は、このほど映像ソリューションにおける戦略的なパートナーとして、マーケティング、営業、システム構築、技術検証、サポートについて協業し、本日より、日本ストラタスの無停止型(fault-tolerant)サーバ「ftServer®」と、沖電気の映像配信統合プラットフォーム「OKI MediaServer」を組み合わせた高信頼性映像配信ソリューションの発売を開始いたします。

ブロードバンドネットワークの普及によりIPネットワークの活用はますます広がりを見せており、IPネットワークを介した映像伝送には放送並みの高い信頼性が求められるようになりつつあります。日本国内においても、放送と通信の世界の主流に大きな変化が生じており、放送では地上波デジタル、通信は次世代ネットワーク、それぞれの進展による通信と放送の融合がうたわれ、ワンセグといった新しい技術、サービスが出現しています。今回の「ftServer®」と「OKI MediaServer」の提携は、高信頼性のストリーミングソリューションの提供を可能にし、IPネットワークを介しての映像伝送のよりいっそうの普及に貢献するものです。

両社は、「ftServer®」の無停止型高信頼性と、「OKI MediaServer」の組合せによって、通信インフラによる高信頼性の映像伝送を提供し、配信者、視聴者間の安定した映像伝送サービスの普及を支援します。ストリーミング配信では多くの実績をもつ「OKI MediaServer」は、MPEG-2/4などの様々なビデオフォーマットをサポートし、沖電気の「eえいぞう?※1」技術によって、通信インフラの負荷を軽減しながら高画質の映像伝送を実現します。ビデオ・オン・デマンドやリアルタイムでの映像配信を容易に可能とし、IP放送での映像配信サービス、教育機関や高度技術を要する作業や技術の習得のための映像中継など、様々な分野で利用されています。そしてこれらの映像を中断無く配信し続けるために、日本ストラタスの「ftServer®」がプラットフォームとして絶大の信頼性を提供します。

両社では、今後「ftServer®」と「OKI MediaServer」の連携によって、信頼性のあるストリーミング配信ソリューションを提供し、情報と通信の融合に貢献して参ります。

協業のメリット

ハードウェアレベルの高信頼性を要求する映像配信ソリューションを提供できる。

ftServer®について

ftServer®は、CPU、メモリ、HDD、PCI、イーサネットなどのハードウエアを2重化し、障害時には片側のコンポーネントを自動で切り離すことによりシステムダウンやデータの損失を回避する無停止型サーバです。デバイスドライバの強化等OSの信頼性向上も行われており、今までの実績で 99.999%を超える連続稼動性能を実証しています。ハードウエアによる多重化機構により、通常のアプリケーションがそのまま動作するので迅速な導入・稼動が可能になり、障害が発生しても停止しないので、24時間連続稼動や管理者が常駐していないサイトでの運用にも最適です。ftServer®は、24時間対応可能なサポートセンターでシステム障害を自動モニタリングし、リモートから診断・管理できる機能を組み込んでいるため、遠隔地での無停止連続稼動を実現します。システムに詳しい管理者を常駐させる必要がなく、コストを削減することができます。

OKI MediaServerについて

ブロードバンド時代に対応した高品質映像配信を実現する、沖電気の汎用ビデオサーバシステムです。代表的なビデオ配信機能を標準的なサービスエレメントとして統合し、ソリューションとして提供しています。VOD(ビデオ・オン・デマンド)システムからライブ配信システム、中継システムをはじめ、映像と音声を活用した多彩なシステムが容易に構築できるだけでなく、各機能間の連携も実現しているため、幅広い分野に新時代のマルチメディア・トータルソリューションが可能です。

OKI MediaServerに関する情報サイト:http://www.oki.com/jp/BMC/

用語解説

※1. eえいぞう

ISO/ITUなどの国際標準化機関が定めた映像符号化方式「MPEG-4」「H.264」などに準拠し、IPネットワーク上で高速、高品質、低遅延な映像コミュニケーション、録画再生を可能とする沖電気のビデオコーデック技術。伝送帯域が狭い携帯電話などのモバイル端末、TV電話等から、ハイビジョン対応のIPTVまで幅広く使用できることに加え、LSI及び各種プラットフォームへの搭載が可能。

日本ストラタスについて

社名 日本ストラタステクノロジー(株)
本社 東京都千代田区六番町6 勝永六番町ビル
代表者 代表取締役社長 長井 正利
資本金 4億円(米国ストラタステクノロジー社100%出資)
設立 1986年(旧会社)
従業員数 約100名(契約・派遣社員を含む)
事業内容 日本国内における米国ストラタステクノロジー社製フォールト・トレラント(無停止型)・コンピュータ・システムの販売、保守および技術サービスの提供

ストラタステクノロジー社は、ミッション・クリティカルなビジネスに必要な連続可用性を持つITシステムの実現と支援に特化したサーバとサポート、ソリューションをワールドワイドで提供しているソリューション・プロバイダです。ストラタスは、25年にわたり障害でも停止しないITシステムを提供しつづけ、製造、医療、通信、金融、警察や消防、物流、その他の多くの産業向けに連続稼動を特徴とするソリューションを提供しています。

詳細は、日本国内向けストラタスwebサイト:http://www.stratus.co.jp/

米国ストラタス本社webサイト:http://www.stratus.comをご参照ください。

沖電気について

社名 沖電気工業株式会社
本社 東京都港区虎ノ門1-7-12
代表者 代表取締役社長 篠塚 勝正
資本金 67,882百万円(2006年3月31日現在)
設立 1949年(創業1881年)
従業員数 5,496名(2006年3月31日現在)
事業内容 電子通信・情報処理・半導体・ソフトウェアの製造・販売およびこれらに関するシステムの構築・ソリューションの提供、工事・保守およびその他サービスなど

沖電気工業株式会社は、創業者である沖牙太郎により、日本で最初の通信機器メーカーとして1881年に創立されました。以来、一世紀以上にわたって「進取の精神」を原動力に技術力を培い、情報技術と通信技術の発展とともに成長してきました。近年は、沖電気グループとして、情報・通信・電子デバイスの各事業分野において他社にない強みとユニークさを活かした商品・サービスの提供に注力してきました。また、ブロードバンドやIPネットワーク環境が進展するなか、情報技術と通信技術の融合(Convergence)をより積極的に推進していくため、2005年度から事業セグメントを再編しています。「いつでも、どこでも、誰とでも」「欲しい情報を望む形で」「安全に、確実に、適正な価格で」を実現する「ネットワークソリューションの沖電気」を企業ビジョンに掲げ、「e社会R」の実現に貢献しています。

webサイト:http://www.oki.com/jp/

本件に関する報道お問い合わせ先

日本ストラタステクノロジー株式会社

ビジネス開発本部

駒村(コマムラ)

TEL : 03-3234-5562

Email : ftServer.jpn@stratus.com

URL : http://www.stratus.co.jp

沖電気工業株式会社

広報部

村川

TEL : 03-3580-8950

Email : press@oki.com

URL : http://www.oki.com/jp/

登録商標について

Stratusロゴ、ftServerは、Stratus Technologies Bermuda Ltd.の登録商標です。

eえいぞうは沖電気工業株式会社の商標です。

e社会は沖電気工業株式会社の登録商標です。

本プレスリリースに記載のある会社名、製品名は、一般に各社の登録商標または商標です。