ニュースリリース
2006年05月23日
日本ストラタスとシーイーシー、Linuxサーバソリューション分野で協業開始
〜無停止型サーバとオープンソースソフトウエア(OSS)サービスを組み合わせ
「セキュリティ」と「可用性」の高いソリューションを同時に実現〜
2006年5月23日 (東京) 発 - 株式会社シーイーシー (本社 東京都渋谷区、代表取締役社長 新野和幸、以下シーイーシー) と日本ストラタステクノロジー株式会社 (本社:東京都千代田区、代表取締役社長:長井正利、以下日本ストラタス) は、日本ストラタスの無停止型 (fault-tolerant) サーバ「ftServer®」に、シーイーシーが提供するオープンソースソフトウエア(以下、OSS)のサポート & アップデートサービス「OpusCore (オーパスコア) スタックサービス」を組み合わせた高信頼性のLinux® ソリューションの提供に向けての協業開始を発表いたします。この協業によって両社では今後、OSSソリューションにおける戦略的なパートナーとして、マーケティング、営業、システム構築、技術検証、サポートに共同で取り組みます。
近年、ハードウエアやOS、ネットーワークといった企業インフラの脆弱性に対して、システムを安定的に活用し、さらにTCO削減を図るために、信頼性の高いインフラによるシステムの構築が必要とされています。こうしたシステム環境の構築には膨大な費用がかかり、さらに運用面でも様々なシステム障害に備えて大きなコストをかける必要があります。日本ストラタスはその対策として、OSSであるLinux® ビジネスの強化に焦点を当て、昨年12月には「Red Hat® Enterprise Linux® AS v.4」搭載「ftServer® Tシリーズ」と、本年2月には「MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside」搭載「ftServer® Mシリーズ」の販売を開始いたしました。
今回の協業は、日本ストラタスがソリューションカンパニーとなり、お客様のミッション・クリティカルなビジネスに総合的なソリューションシステムを提供するため、OSの強化と併行してミドルウエアの強化を推進し、Linux® のエンタープライズシステムやミッション・クリティカルシステムのニーズに応えるべく、このたびの戦略的協業を締結しました。ハードウエア上で99.999%を超える可用性を実現する無停止型サーバ「ftServer®」とシーイーシーの「OpusCoreスタックサービス」を組み合わせることで、長期安定的なシステム稼動を低コストで実現します。さらに運用面でも堅固なセキュリティと高い可用性を同時に実現し、分散化したミッション・クリティカルなITシステムに、可用性と信頼性の高い Linux® ソリューションを提供します。両社では今回の協業も含めて今後3年間で売上10億円をめざしています。
【協業のメリット】
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堅牢なエンタープライズ向けLinux® システム構築が可能になります。 |
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日本ストラタスよりハードウエア、OS、コアスタックの保守を一括して提供することが可能になります。 |
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シーイーシーが提供するOSS「OpusCore」は、LAMP(Linux®、Apache、MySQL、PHP)、Servlet、J2EEの3つのスタックを持ち、必要なスタックを選択することが可能で、かつ必要に応じて順次スタック拡張をすることも可能にします。これにより、柔軟にミッション・クリティカルシステムの構築ができるようになります。 |
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シーイーシーではOSSビジネス「Open Source Expert」において、OSSの導入支援から評価・検証、システム開発、運用・サポートを通じてユーザに最適なソリューションを提供しています。 |
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OSSを活用したシステム全体の安定性、可用性、信頼性の提供において、日本ストラタスの無停止型サーバ「ftServer®」を活用することで、シーイーシーはOSSビジネスに欠かせない信頼性あるソリューションを実現します。 |
ftServer® について
ftServer® は、CPU、メモリ、HDD、PCI、イーサネットなどのハードウエアを2重化し、障害時には片側のコンポーネントを自動で切り離すことによりシステムダウンやデータの損失を回避する無停止型サーバです。デバイスドライバの強化等 OS の信頼性向上も行われており、今までの実績で99.999%を超える連続稼動性能を実証しています。ハードウエアによる多重化機構により、通常のアプリケーションがそのまま動作するので迅速な導入・稼動が可能になり、障害が発生しても停止しないので、24時間連続稼動や管理者が常駐していないサイトでの運用にも最適です。ftServer® は、24時間対応可能なサポートセンターでシステム障害を自動モニタリングし、リモートから診断・管理できる機能を組み込んでいるため、遠隔地での無停止連続稼動を実現します。システムに詳しい管理者を常駐させる必要がなく、コストを削減することができます。
OpusCoreについて
OpusCoreでは、オープンソースソフトウエアをベースとした企業システムの実現に向けて、ITインフラサービス、検証、デプロイメント、運用管理など様々なフェーズに最適なソリューションを提供しています。OS、ミドルウエア、アプリケーション、構築、運用など、OSSに関するサポートおよびアップデートサービスを提供する「OpusCoreスタックサービス」を柱に、検証済みのOSSを活用したシステム構築をはじめ、「Linuxスタートパック」など利用頻度の高いOSSをプレインストールしたサーバ機の販売と、これを利用したお客様のニーズに応じたインフラ構築を提供しています。
【ストラタステクノロジーについて】
ストラタステクノロジー社は、ミッション・クリティカルなビジネスに必要な連続可用性を持つITシステムの実現と支援に特化したサーバとサポート、ソリューションをワールドワイドで提供しているソリューション・プロバイダです。ストラタスは、25年にわたり障害でも停止しないITシステムを提供しつづけ、製造、医療、通信、金融、警察や消防、物流、その他の多くの産業向けに連続稼動を特徴とするソリューションを提供しています。
詳細はWebサイト:http://www. をご参照ください。
【シーイーシー について】
シーイーシーは、トップレベルのITエンジニアリング & サービスカンパニーを目指し、真のプロフェッショナル集団として、オープンソースソフトウエアビジネスや .NETソリューション、セキュリティビジネス、ITサービス管理・運用の世界標準ガイドラインITILをベースとした運用管理サービス、組込みソリューション、検証サービスなど、お客様に最適なITソリューションを提供しています。コンサルティングから、開発、インテグレーション、運用、保守・サポートまで、ワンストップソリューションによってお客様の多様なニーズに応えています。
詳細はWebサイト:http://www.cec-ltd.co.jp をご参照ください。
■ 本件に関する報道お問合せ先:
<登録商標について>
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Stratus、ftServer、Stratusロゴは、Stratus
Technologies Bermuda Ltdの商標および登録商標です。 |
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インテル、Xeonは、米国Intel Corporationおよびその他の国におけるインテルコーポレーションまたはその子会社の商標および登録商標です。 |
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Microsoft、Windowsは米国Microsoft
Corporationおよびその他の国におけるMicrosoft Corporationまたはその子会社の商標および登録商標です。 |
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その他の文中に引用された社名/製品名については、各々の会社の商標または登録商標であり、各所有者が商標権を保持
しています。 |
※ 本プレスリリースに記載のある会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
以上
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