導入事例:理研産業株式会社

理研産業株式会社

流通アイコン流通
Software PDFダウンロード

高信頼性仮想化ソフトウェアによるプラットフォーム構築事例

システムの停止は業務の停止に直結
everRunの採用でサーバー障害によるダウンタイムがゼロに

理研産業株式会社様高信頼性仮想化ソフトウェアによるプラットフォーム構築事例ページ-メインビジュアル

「補聴器のリケン」として知られる理研産業。同社はERPシステムのプラットフォームに使用していたストラタステクノロジーのAvanceをeverRunにリプレース。「機能改善により、サーバー運用負荷が軽減され、事業継続の課題にも応える」と好評だ。

良質な「聞こえ」を提供する「補聴器のリケン」

理研産業は「補聴器のリケン」として知られる企業で、国内で高いシェアを誇っている。

「当社は、1948年に電気音響機器パーツおよび電気医療機器の販売を行う企業として創業しました。1966年には国内初となる近代的専門店『補聴器センター』を開設。現在では、東海エリア、北陸エリア、関東エリアなどグループ全体で全国に100店舗以上を展開しています。この店舗数が、当社の強みになっています」と、本社総務部・IT管理室・室長の池田友和氏は説明する。

補聴器には大きく分けて既製品である「耳かけ型」とユーザーの耳の形状に合わせて製造するオーダーメイドの「耳あな型」の製品がある。理研産業では耳かけ型/耳あな型など、さまざまタイプの補聴器を幅広く取り扱っており「専門スタッフがお客様にヒヤリングし、最適な提案をしている」(池田氏)とのこと。

また、専門医や聴覚の専門家との連携も密にし、聞こえの測定から補聴器の調整、メンテナンスに至るまで良質な「聞こえ」を顧客に提供している。

サーバーの停止は業務の停止に直結。高信頼のプラットフォームが必要に

理研産業では、2003年に販売管理/生産管理/会計を中心としたERPシステムを構築。製造業や販売業などに特化したパッケージソフトを使うことで、コストを抑えつつ、業務効率化の実現を目指した。

このERPシステムはシングルサーバーで稼働しており、障害が起きるとシステム自体が停止するといった問題があった。

「当社の場合、システムが停止した場合には紙の伝票を使うことで業務を継続させています。そのため、導入当時はシステムの障害に対してさほど気を遣う必要がありませんでした。しかし、ERPシステムの導入から10年が過ぎた頃から“システムありき”で業務を行うスタッフが増え、紙の伝票による業務継続が困難な状況になっていきました。そうした中、システム障害が事業継続に関わる大きな課題となったのです」と池田氏は振り返る。

その課題を解決するため、基幹系情報システムのリプレースの際にシステムの耐障害性を高めることにした。そのプラットフォームとして選ばれたのがストラタステクノロジーのソフトウェアソリューションだ。

理研産業では、2012年に高信頼性仮想化ソフトウェア「Stratus Avance」(以下、Avance*)を導入。2017年にはAvanceをリプレースし、Avanceの後継となる「StratuseverRun」(以下、everRun)を選定した。

*現在は販売終了

Avance/everRunともに、2台のPCサーバーを使いフォールトトレランス(無停止型)サーバーを構築するソリューション。2台のPCサーバー間でシステムやリソースを共有することで、特定のコンポーネントに障害が発生してもシステムは稼働し続ける。高信頼のプラットフォームを低コストで構築できるとして、多くの企業が採用している。

「プラットフォーム選定の際には、仮想化プラットフォームやHAクラスタ、クラウドなどについても検討しました。Avance/everRunは、その中でも構成がシンプルで信頼性が高く、5年間換算でのコスト比較で最も低コストでした。これらの点が導入の決め手となりました」(池田氏)

ハードウェア障害でもシステムが稼働し続ける

日本ストラタステクノロジーの無停止型ソフトウェアソリューションを導入して以来、サーバー機器の障害に起因したシステムのダウンタイムはゼロ。障害発生時にも、システムが自動的に切り替わるため運用負荷も掛からない。「ハードウェアの障害が全く気にならなくなりました」(池田氏)という。

さらにeverRunでは細かい部分が改善されており、業務効率が向上した。

「Avanceのアラート機能では25番ポートを使う必要がありました。しかし、当社のメールシステムでは、25番ポートを利用できなかったため、実質的にアラートを使うことができなかったのです。everRunでは、この点が改善され、当社のメールシステムでもアラートが届くようになりました。特にアラートは障害発生時だけでなく障害復旧時にも届くため、アラートメールの受信だけでも状況を把握できる点は便利です。またAvanceでは、稼働期間が長くなるとメモリが圧迫され一定期間ごとに再起動をしていましたが、everRunではそのような現象は起きていません。これらの改善により、サーバーの運用負荷がこれまで以上に軽減され、“社内の業務効率改善”といったIT部門の本来の業務により多くの時間を割り当てられるようになりました」(池田氏)

システムに応じてFTモードとHAモードとを使い分ける

またeverRunでは、論理ディスクの冗長化/ネットワークの冗長化/メモリの冗長化を行い、障害が発生しても継続処理を行う「FTモード」と、論理ディスクの冗長化/ネットワークの冗長化のみを行う「HAモード」が用意されている。

理研産業では、パフォーマンスが必要なアプリケーションサーバーをHAモードで、信頼性を高めたいデータベースサーバーはFTモードで稼働させている。

「当社の場合、アプリケーションサーバーには高いレスポンスが必要です。そのためHAモードで運用しています。確かにFTモードと比べると可用性のレベルは落ちますが、必要十分なレベルを担保しており、使っていて不安はありません」(池田氏)

このようにeverRunであれば、仮想マシンごとに可用性のレベルを設定したり、需要の増減に応じてモードを切り替えたりして運用するといったことが可能だ。理研産業では、この機能をうまく使い運用していると言えるだろう。

高信頼のプラットフォームを用い、システムの拡張を視野に

池田氏に今後のシステムの拡張などについて聞くと「当社はシステム化がまだまだ遅れています。今後は、店舗で使っている端末の資産管理なども行っていきたい」とのこと。

そのプラットフォームにもeverRunが使われることになる。

everRunのように信頼性の高いプラットフォームを使うことで、事業継続の課題を解決できる上、システムの保守・運用の負担を大幅に減らすことができる。

事業継続やシステムの保守・運用などに課題のある企業にとって、理研産業の事例は大いに参考になるはずだ。

理研産業株式会社 システム構成イメージ

理研産業株式会社様高信頼性仮想化ソフトウェアによるプラットフォーム構築事例-システム構成図 ※本資料に掲載されている情報は2017年10月現在における概要を説明するものであり、通知なく変更される場合があります。
Interviewee
理研産業株式会社_池田様
本社総務部 IT 管理室
室長
池田 友和
Profile
  • 社名
    理研産業株式会社
  • 本社所在地
    名古屋市中区大須4-10-20
  • 創業
    昭和23 年(1948 年)12 月
  • 資本金
    6,000万円
  • 店舗数
    グループ全体で全国に100店舗以上
  • 事業内容
    国内外補聴器の輸入、販売及びオーダーメイド補聴器の製造及び販売
    医用検査機器の販売
  • URL
PDFダウンロード