クラスタサーバ vs ストラタスの無停止型サーバ
クラスタサーバ(通常のサーバ2台とソフトウェアだけで実現)により、不足の事態に備えることも可能です。又、多くのサーバベンダーがこの方式のサーバを提供しています。このクラスタサーバとftサーバの違いを下の図で表します。
単体のサーバで安価なものを2台用意すればコストを抑えられそうですが、実はクラスタ方式には気をつけなくてはならないポイントがいくつかあります。
クラスタサーバ・システムではアプリケーションをクラスタ対応に変更、あるいはスクリプトを作成しそのテストが必要となります。システムインテグレータに依頼する場合、多額のコストがかかります。データを待機系に移行するにはファイバーチャネルなどで共有ディスク構成にしなくてはならず、ここでもコストがかかります。ソフトウェアのライセンスも2台分必要な事があります。
クラスタサーバ・システムでは障害時にバックアップ系に切替わる(フェイルオーバ)ときに業務が停止します。一般に数十秒から数十分程度停止し、その間はサービスができなくなります。
クラスタではマシンが切替る為、メモリーやキャッシュのデータが無くなってしまう事も大きな問題です。
クラスタは通常、運用が煩雑でコスト高となります。2台のサーバのメンテが必要なだけでなく、クラスタのスキルのある人が運用しないと思わぬトラブルに巻き込まれる事も。待機系に切替わるとメイン系への切り戻し(ファイルバック)が必要な事もあります。運用はずっと続くので、一般にシステム構築費より高くなります。
クラスタサーバではハートビート信号の監視により、本番系サーバからの応答がなくなった時に、待機系サーバに切り替わる仕組みが一般的に使用されています。本番系と待機系とはイーサネットを利用してお互いの稼動状態を検出していますが、HUB等のネットワーク機器やネットワーク回線、LANカード等の障害によるインターコネクトの切断、または、本番系が高負荷になることによるレスポンスのタイムアウト等により、待機系もファイルシステムをマウントしてしまい、データ破壊を引き起こします。このような現象を『スプリット・ブレイン・シンドローム』と呼びます。しかし、ストラタスの「フォールト・トレラント・サーバ」(無停止型サーバ)では発生しません。
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