製造|導入分野・事例|日本ストラタステクノロジー株式会社
日本ストラタステクノロジー株式会社

お客さまのビジネスの価値を最大化する、ストラタスの無停止テクノロジー/日本ストラタステクノロジー株式会社

導入事例

生産・物流事例

【製造】

トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社 大東センター

当日出荷への挑戦

  • 物流の鍵を握る、伝票/値札発行業務
トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社

トリンプ社の物流の拠点、「大東センター」(静岡県)

エレガンスと機能美を追求したブランドで世界のインナーアパレルをリードするトリンプグループ。その日本法人、トリンプ・インターナショナル・ジャパンの物流拠点「大東センター」は、国道150号と東名高速道路の掛川・菊川両I.Cに程近い静岡県大東町にある。日本列島のほぼ中央に位置するこの場所から、世界品質のトリンプ製品が、百貨店や直営店など、東西エリアの約6,000を超える店舗に配送されている。

消費者の購買傾向は、めまぐるしく移り変わる。販売機会を逃がさないためには、注文商品をリアルタイムに配送しなければならない。大東センターの掲げた目標は「当日受注、当日発送」。これを実現するためには、十数カテゴリ、2万サイズの商品から、各店舗の注文に合ったものを抽出し、梱包して送り出すという一連の作業を受注から最短20分の間に完了する必要がある。「しかも、私たちはその間に取引先の要求に対応した流通加工も行っています。取引先への個別対応も重要な業務なのです」。と橋本俊二工場長は語る。大東センターでは納品書に加えて、取引先ごとに異なる書式、コードの値札も発行して、商品に添付しているのである。この発行処理を行うのは、伝票、値札それぞれに用意されたプリントサーバだ。ホストからの指示に基づいて、商品、取引先のマスターを参照して、印刷データをプリンタに送る。もちろん、このプリントサーバの処理が止まることは、センター全体の作業がストップすることを意味する。「もし当日出荷できないことがあれば、長年築いてきた信用を失うことになります。プリントサーバには絶対の信頼性が要求されるのです」

  • プラットフォームの課題 クラスタシステムでの限界
トリンプ・インターナショナル・ジャパン

値札発行:取引先ごとに書式が異なる

当初、プリントサーバにはオフコンが単体で使われていたが、トラブルが続いたために、すぐにシステムの二重化を検討しなければならなくなった。

オフコンの二重化システムはあまりにも高かったので、オープン系のシステムで構築することにしました」

97年にWindows NTをプラットフォームとするクラスタリング・サーバシステムが導入された。2ノードのフェイル・オーバーをNTのクラスタリング機能でサポートするシステムである。しかし、当時は最良だと思われたクラスタシステムは、構築はもちろん、運用にあたっても専門的なスキルを要求された。しかも、障害時は、ノード切り替え作業に加えてその時点の処理を継続させるためのリカバリー作業も行わなければならない。サーバダウンは年に1~2回起きたが、その都度、システムの立ち上げに30分、リカバリーをかけて業務を再開するにはさらに2~3時間かかっていたという。

「その間、現場の作業は止まるわけです。ダウンタイムが2時間を超えるときには、従業員にいったん帰宅してもらうようなこともありました」と橋本工場長は当時を振り返る。その間、工場長は取引先への連絡に追われていたという。2000年12月にはダウン復旧に5時間もかかる事故が起きた。バックアップ・ノードは立ち上がったが、二重化されているはずのデータが損失してしまったのである。リカバリーツールの設定ミスが原因だった。

「このとき、ソフトウェアによる二重化には限界があるとはっきり認識しました。サーバのプラットフォームを全面的に見直すことにしたのです」

  • ストラタスのソリューション 真の可用性へのスピーディな移行
トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社

伝票発行:20台のプリンタから各店舗別に発行される

その頃タイミングよく、ストラタスから業界標準オープン・システム技術を駆使した無停止型IAサーバ「ftServerファミリ」が発表されていた。大東センターは早速、検討を始める。ポイントは高信頼性と価格、そしてオープン性だった。

●信頼性
ftServerのアーキテクチャは、従来のIAサーバのシステム構築技術に連続可用性実現のための障害検知メカニズムが組み込まれている。CPU、メモリ、ディスクなどすべてのコンポーネントが二重化されており、万が一片方の部品に障害が発生しても正常に稼動を続ける。NTクラスタシステムの復旧に苦労した橋本工場長、中村運用管理課課長代行をはじめとするスタッフにとって、人の手を煩わせることなく、連続運用できるシステムは魅力的だった。

●価格
しかも、提示された価格は従来の2ノードのフェイル・オーバー・クラスタシステムと変わらない。UNIXのハイアベイラビリティ・システムとも比べたがOSの価格をはじめ、比較にならない程、廉価だった。

●オープン性
Windows 2000搭載ということで、NT上の既存の業務システムがそのまま使えるという期待があった。しかも、ストラタスとマイクロソフトの協力体制によって、OSそのものの安定性も高まっているとの情報も得られていた。2001年3月、ftServerの導入が決まった。「期待にたがわず、システムの移行は非常にスムーズでした。業務アプリケーションもほとんど修正しないで済んだのです」と実際にシステム移行に携わった中村享史運用管理課課長代行は語る。2重化されたコンポーネントもソフトウェアからは単一のシステムに見える。このftServerならではのシングル・ソフトウェア・イメージによって、大東センターの開発担当者はクラスタ・ソフトウェア構築の複雑な開発、管理を考えることなく新システムへの移行ができたのである。SQL Serverで構築された伝票発行システム、ACCESSで構築された値札発行システムがそれぞれ新たなプラットフォーム上で稼動し始めた。2001年、 9月だった。

  • 導入効果と評価 ダウンタイム・ゼロが支えるスピード物流
トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社

出荷作業が行われているセンター内

現在、大東センターでは、伝票発行システム、値札発行システム、それぞれにftServerが活躍している。稼動後、数ヶ月を経て、故障と言えるのは通信ケーブルの障害1件だけである。もちろん、そのときもシステムは止まることはなかった。「いままでは、お客さまにご迷惑をお掛けしないかをつねに気にしていました。これからはサーバに関してはそのような心配はしなくていい。何しろ止まらないのですから」橋本工場長は、買いにきたトリンプの欲しい製品がなかったとき、店頭で困っている販売員の姿が目に浮かぶという。「物流は物だけの世界ではないのです。信頼を軸にお客さまとつながっているという意識がなければ、やっていけない。そういう私たちの想いにストラタスは応えてくれています」。スピード物流にかけたトリンプの挑戦を、今日もストラタスの無停止型サーバが支えている。

トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社

トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社 管理システム データフロー概念図

工場長 橋本俊二氏/課長代行 中村享史氏 トリンプ大東センター
工場長 橋本俊二氏(左)
トリンプ大東センター
課長代行 中村享史氏(右)
  • 製品導入企業プロフィール
社名 トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社
本社 東京都大田区平和島6-1-1東京流通センター
設立 1964年10月10日
資本金 305,500,000円(平成16年10月末現在)
事業内容 ファウンデーション、ランジェリーなどの製造販売
従業員数 2776人(平成17年12月末現在)
URL http://www.triumphjapan.com
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