【情報サービス】
Sociaによるアウトソーシングビジネスで活躍する高信頼・高可用システム
今、企業は厳しい生存競争を勝ち抜くための戦略が求められている。新たな収益構造を作り出すため新規事業の立ち上げや既存商品の売上増加のための営業力強化、不採算事業からの撤退、社内コストの削減など様々な方策がとられている。コスト削減策としてだけでなく、コアビジネスに集中する為の基幹業務のアウトソーシング化が今着実に浸透してきている。株式会社エフエムは、企業の人事・給与・会計といった社員管理業務のアウトソーサとして顧客の信頼を得てビジネスを順調に展開している。
ソフトウェアの受託開発を主な事業内容としていたエフエムは、1994年に社員管理用業務パッケージ「Socia」シリーズをリリースする。「社員管理システムでは企業毎に内部のデータや給与、就業時間の計算方法が異なります。Sociaではそうした様々な状況に柔軟に対応できる機能を、コア機能としてご提供しています。」と語るのはエフエムの山洞氏である。
「Socia」シリーズの販売は順調に伸びていったが、エフエムでは企業のコスト削減化の動きを見据えて新しくSociaのアウトソーシングビジネスをスタートさせる。高速ネットワーク環境の普及と、各企業でのアウトソースする事のメリットの認識により、ASPモデルは注目されていく。また顧客企業の人事部門は情報システム部門からの技術援助が少ない事も多く、技術サポート面でもアウトソーシングの要求は高かった。システム運用やバックアップは人事部門には大変な作業となる。ASPサービスにおける顧客側のメリットはSociaパッケージを稼動させるためのサーバやソフトウエアなどシステムのインフラ整備が不要であること。そしてそれらを運用管理していくための人員が必要ないことだ。顧客企業と人事部はコア業務に集中することができる。さらにセキュリティ面でもクライアントPCにデータ-を残さないので情報漏洩などの危険が大幅に少なくなる。
「アウトソーシングビジネスを行なうためのASP(Application Service Provider)サービスは、顧客だけでなく当社にとってもメリットがあるんです。」と山洞氏は語る。ASPを提供するエフエム側のメリットは何といっても運用・サポート面での効率化だ。ASPにすることによってSociaをいつも最新のバージョンでお客様にご利用いただける。また、OSやデータベースをひとつに統一できることは大きなメリットである。
2000年にASP用のデータセンターを開設しSociaのアウトソーシングビジネスを開始する。当初はシングルサーバ主体のシステムで構成し、顧客へのサービスが停止しないよう冗長化対策にデータベースシステムのクラスタ構成を導入した。しかし実際にサービスを開始させてみると冗長化対策としては不十分であることがわかってきた。システムの障害解析をしたところ、原因はハードウェアによるものが約30%と最も多く、その他OS、運用面、アプリケーション、ネットワークによる不具合などあるが、ハードウエアによる障害は運用でカバーする事ができずもっとも重要な課題であった。またクラスタ対応としたデータベースシステムでハードウェア障害発生時の切替処理がスムーズに行なわれなかった。ASPサービスでは短時間でもシステムが利用できなくなるというのは非常に大きな問題で、それは会社の信用を落とすことになる。
エフエムでは、ハードウェア障害による停止を回避でき、クラスタで発生した問題点を解決できる製品として無停止型サーバ ftServerの導入を決定する。
システムはCitrix社のMetaFrameを全面的に採用した。Windowsのターミナルサービスに比べ、付加分散、印刷機能が大幅に強化された。顧客クライアントにアプリケーションを提供するプレゼンテーションサーバの負荷分散が困難な部分にはftServer6台を、そして認証システムのWIF、CSG、STAの各サーバにもftServerを採用、アクセス管理マネージャにもftServerを採用し、データ-ベースサーバの部分にもftServer4台とEMCストレージを、さらにドメインコントローラーにもftServerと、万全の体制で顧客のデータ-資産を守りながら、サービス無停止の環境をセキュアなデータ-センターで運用し提供している。
使いやすく、運用コストを下げることができ、かつセキュアで信頼性が高いこと、これは顧客企業がASP環境で業務を行うにあたって必須な項目となる。
既にこの業界で高い評価と知名度を得てきたエフエムのSociaだが、アウトソーシングの展開とそれに伴うシステムの信頼性強化によってさらに顧客数の拡大を狙っている。機能面ではより使い勝手のよいユーザインターフェスと高いセキュリティ監査機能を今春にリリースした。またサービス面では、データ保管・管理サービスを新たに検討中だ。顧客にとってメリットの多いASPシステムはますます拡がろうとしている。
株式会社エフエム 情報システムデータフロー概念図
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株式会社エフエム 情報システムSociaデータセンター 課長 山洞敦氏 |
| 社名 | 株式会社エフエム |
| 本社 | 東京都渋谷区渋谷3-11-2 |
| 創設・創立 | 1973年6月14日 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 事業内容 | 基幹業務パッケージソフトの製造、パッケージソフトSociaの販売、 アプリケーション・サービス・プロバイダ、 給与・人事労務トータルアウトソーシングの受託、ソフトウェアの設計・製造 |
| 従業員数 | 120名(エフエム情報システム含む) |
| URL | http://www.fminc.co.jp/ |
| 備考 | 2002年8月:ISO 9001取得 2005年2月:ISMS Version2.0取得 |
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